人の気持ちや痛みが分かる人間に教育しましょう

人が人を教育するというのは必ずしも学校の勉強を教えるということだけではありません。人が世の中を生き抜いていくためには勉強以外にも大切なことがたくさんあります。一般的な常識はもちろん、周りの人を敬い、人を大切にして、人の気持ちや痛みが分かるような人間になることがとても重要なことではないでしょうか。勉強だけができても常識に欠けて優しさを持ち合わせない人は周りから好かれることはありません。最近はゆとり教育の影響からか、自分のことだけを優先して、周りが見えない子供がとても多いと聞きます。これはいろいろな事件の内容を見ていても分かるような気がします。今の若い人達はお金を貯めることに一生懸命で、車も持たず、休日はゲーム等に没頭している人が多いようです。いろいろな人との接触をもたないせいか、会話の仕方もままならず、結果的には自分中心の考え方に留まってしまっている人が多いようです。ゲームをすることは決して悪いことではありませんが、積極的に外に出て人との交流を持ったりすることは大切なことです。口で直接言っても分からないという子供も多いかも知れません。昔は「父親の背中を見て育った」というような人も多く、言葉には出さずとも、親が態度で子供を教育できる時代でした。ドラマにしても、昔はいわゆるスポ根ドラマと言って、それから学ぶ人も多かったように思います。感受性豊かな優しい子供に育てることこそ真の教育です。